営業とひとくちに言っても、その業務内容や手法、商品の種類にはさまざまな種類があります。それぞれ独自の特徴と魅力があり、自分に合った営業のタイプ・種類・属性を選ぶことが大切です。ここでは、営業の種類からその具体的な営業手法までを詳しく解説していきましょう。
営業の種類
営業には大きく分けて「BtoB営業」と「BtoC営業」があります。まずはその違いから説明していきましょう。
●BtoB営業:
企業対企業の営業を指し、企業が他の企業に対して商品やサービスを提供する形態です。例えば、オフィス機器のメーカーが企業向けにコピー機やプリンターを販売する場合がこれに当たります。
●BtoC営業:
企業対個人の営業を指し、企業が個人消費者に対して商品やサービスを提供する形態です。例えば、保険会社の営業担当者が個人のお客様に保険商品を提案する場合がこれに当たります。
商材の種類
営業で扱う商材には「有形商材」と「無形商材」の2種類があります。
●有形商材:
物理的な形があり、目に見える商品を指します。例えば、電子機器や衣類、食品などが有形商材に該当します。
●無形商材:
形のないサービスやソリューションを指します。例えば、保険商品やソフトウェア、コンサルティングサービスなどが無形商材に該当します。
属性の種類
営業職は、大まかに以下3つの属性に分けることができます。
●メーカー営業:
メーカー営業は、自社で製造した商品を直接顧客に販売する営業スタイルです。製品に関する深い知識を持ち、顧客に対して製品のメリットや使用方法を詳細に説明する役割を担います。
●商社営業:
商社営業は、国内外から商品を仕入れて販売する営業スタイルです。多岐にわたる商材を取り扱い、仕入先との交渉や販売先の開拓を行います。商社営業は、幅広い業界知識とマーケットに関する深い理解が求められます。
●代理店営業:
代理店営業は、メーカーや商社から商品を仕入れて販売する営業スタイルです。代理店として、特定のブランドや製品の販売を担当し、顧客との関係を築き、信頼を得ることが重要です。
営業手法の種類
ひとことで営業といっても、その営業手法は様々。大きく適性が関係する部分でもあるので、しっかりと自己分析することが大切です。
●新規営業:
新たな顧客を開拓する営業手法です。新規の見込み客を見つけて、関係を築き、最終的に取引につなげます。
●既存営業・ルート営業:
既存の顧客に対する営業手法です。既存顧客との関係を維持し、追加の販売やリピート購入を促進します。
●インサイドセールス:
オフィス内で電話やメールを使って営業活動を行う手法です。訪問営業とは異なり、リモートでのやり取りが中心となります。
●訪問・テレアポ営業:
顧客先を直接訪問したり、電話でアポイントメントを取る営業手法です。対面でのコミュニケーションが重要で、信頼関係を築くことが求められます。
●飛び込み営業:
事前のアポイントなしに、突然顧客を訪問して営業を行う手法です。特に新規顧客の開拓に効果的で、強い交渉力とコミュニケーション能力が求められます。
まとめ
営業職は、非常に汎用性のあるスキルを身に付けることができ、キャリアアップしやすい職種のひとつ。
営業の経験を積むことで、コミュニケーション能力や交渉力、マーケティングの知識など、幅広いスキルが身に付きます。またこれらのスキルは、どの職種でも応用できるため、将来的なキャリアパスの選択肢が広がるでしょう。ぜひ営業職に挑戦して、自分の可能性を広げてみてくださいね!