山口県で事務職に転職したい！職種や給与・向いている人など解説

資料作成やデータ入力、顧客対応など、さまざまな業務に携わる事務職。土日休みで残業が少ないイメージからワークライフバランスを大切にしたい女性から人気を集める職種です。

事務職にはさまざまな職種があり、求められるスキルも異なります。そこで本記事では、山口県に特化した転職エージェント『じょぶる山口』のキャリアアドバイザーが事務職の特徴や働き方についてご紹介。記事の後半では、山口県の事務職の求人や平均年収、求められる人物像についてもまとめました。事務職への転職をお考えの方はぜひお役立てください。

事務職とは？

事務職とは、会社で働く社員や業務のサポートをする仕事です。
営業職のように直接利益を生み出すことはありませんが、資料作成やデータ入力・来客対応などを通して企業活動を内側から支える重要な存在です。

人の役に立つことで喜びを感じるタイプの方や、サポート役に適性がある方であれば大きなやりがいを感じられるでしょう。

事務職のお仕事内容について

他の社員がスムーズに業務を行えるように、さまざまなサポートを行う事務職ですが、具体的な仕事内容にはどのようなものがあるのでしょうか。
事務職の仕事内容は働く会社によっても異なりますが、ここでは代表的なものをいくつか確認していきましょう。

事務職のお仕事内容①｜顧客対応

営業職のサポートをする事務職に多い仕事内容です。営業担当の外出中に来客や電話があった場合、営業の代わりに用件を聞き、引き継ぎを行います。
企業によっては、問い合わせの窓口への電話やメールの受信先が事務職宛になっていることも多く、企業の窓口的な役割を担うこともあります。

事務職のお仕事内容②｜書類作成

事務職の中で最も代表的な仕事のひとつです。企業では、見積書や請求書・発注書・契約書・営業資料などさまざまな資料が必要になります。日々の業務で必要になるほとんどの資料作成は事務職によって作られていると考えてよいでしょう。

事務職のお仕事内容③｜書類・データ管理

作成した書類を他の社員がすぐに探し出せるように、わかりやすく整理しておくことも、事務職の大切な仕事です。ファイリングや伝票の処理、郵便物の発送や仕分けはもちろんのこと、事業に関わるさまざまなデータの入力や管理を担っています。

事務職のお仕事内容④｜その他バックオフィス

その他、社内の業務が円滑に回るように「バックオフィス（後方支援）」として、備品の発注や管理、経費精算や勤怠管理などを行います。

事務職の種類について

事務職というと「1日中パソコンに向き合っている」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実はパソコン業務は事務職のほんの一部にしか過ぎません。ここでは、事務職の代表的な種類をご紹介します。

(1)一般事務・OA事務

多くの人がイメージする代表的な事務職といえば、一般事務・OA事務です。企業のオフィス内で、パソコンを使った書類の作成・管理・処理・整理をしたり、電話・メール対応、郵便物の仕分けや備品管理をしたりと、幅広い仕事をこなします。ちなみにOA事務の「OA」とは、「OfficeAutomation（オフィス・オートメーション）」の略で、一般事務の中でも、パソコンやコピー機などのOA機を使用する事務作業のことを言います。

(2)営業事務

営業部門に属しながら、営業担当者がスムーズに営業活動を行えるようにサポートする仕事です。一般事務が企業全体の事務作業を担当するのに対し、営業事務は営業担当者と密にやりとりをしながら、業務を遂行します。見積書や請求書・納品書など各種書類の作成や売上管理・入金確認などの管理業務のほか、クライアントとの電話やメールのやりとりなど顧客対応も大切な仕事のひとつです。ベテランの営業事務になると、営業担当の代わりにクライアントに見せる提案資料の作成を任されることもあります。

(3)経理事務

企業の入出金の流れを管理する仕事です。業務内容としては、日々の伝票の新規作成・経理システムのデータ入力などが挙げられます。月ごとの業務としては、月次決算や売掛の回収・売掛金の支払い、年ごとの業務としては、決算業務や納税申告など1年に1度の重要な報告業務があり、決算月の翌月と翌々月は忙しくなる傾向にあります。

(4)人事事務・労務事務

人事部に属しながら、人事・労務部門の業務がスムーズに遂行できるようにサポートする仕事です。具体的には、入社や退職にまつわる事務手続きや従業員の勤怠管理・給与計算と支払い、社員の個人情報の管理などを担います。また、企業によっては、求職者への採用・不採用の通知や面接日の調整、求人サイトに掲載される求人情報の作成などを担当することもあります。

(5)総務事務

企業の運営に必要な環境を整え、「快適・安全な職場づくり」をサポートする仕事です。日々の業務に必要な備品の発注や在庫管理・清掃業者の手配・社員や取引先の冠婚葬祭への対応など幅広い業務を担います。社内の防犯・防災対策も総務事務の仕事です。

(6)法務事務

企業の運営に関わる法律・司法にまつわる事務作業を担う仕事です。代表的な仕事内容は、契約書の作成や確認・管理などが挙げられます。そのほかにも、会社の規約の作成や改編・知的財産や特許の管理・コンプライアンスに関する書類作成、顧問弁護士とのやりとりなどを担当します。一般的な事務作業に加えて法律に対する理解や専門的な知識が求められる仕事です。

(7)貿易事務

貿易に関わる企業に属しながら、輸出・輸入にまつわる手続きを担当する仕事です。通関に関する書類の作成や管理、輸送手段（船や飛行機）の手配に加えて、倉庫の管理業務などを行います。海外のクライアントとやりとりを行う際には、英文読解や英会話のスキルが求められます。専門的な知識や英語力が求められる分、給与水準も高くなります。

(8)医療事務

病院やクリニックなどの医療機関に属しながら、受付対応（レセプション）や医療費の計算・診療報酬の請求など診療のサポートを担う仕事です。一般的な事務職の仕事に比べて、患者様と接する時間が長い分、どんな人とも明るく接することのできる社交性やコミュニケーション能力が求められます。

(9)学校事務

小中学校や高校・大学・専門学校など教育機関に属しながら、学校の運営がスムーズに行えるよう事務作業や手続きを通してサポートする仕事です。学校設備や備品・教材の発注や管理のほか、教員の給与計算などの経理業務、入学や奨学金の手続きなど業務内容は多岐に渡ります。学校の窓口として、電話や来客対応を担うケースもあります。

事務職はこんな人が向いている

事務職への転職を成功させるためには、その職種で求められる能力を把握しておくことが大切です。事務職で求められる能力は「正確性」と「スピード」「コミュニケーションスキル」です。これらを踏まえた上で事務職に適性がある人とはどんな人なのか具体的に確認していきましょう。

(1)日々の事務手続きや作業を正確にこなせる人

1つ目は、毎日の事務手続きや作業を正確にコツコツこなせる人です。前提として、事務職は同じ企業で働く人をサポートする仕事です。例えば、営業事務なら、営業担当者がクライアントとよりよい関係を築き、営業成績を上げられるように、見積もりや請求書などの書類を作成し顧客対応をサポートする必要があります。しかし、肝心の書類にミスがあったとしたらどうでしょう。見積もりの金額が間違っていたり、クライアントの情報に入力ミスがあったりすると、会社としての信用を失いかねませんよね。

仕事をお願いする立場としてもミスが続くと、確認に手間が取られてしまったり業務に注力できなかったりと、余計なロスが生じてしまいます。反対に、どんな時でも落ち着いてコツコツと作業ができる人や確認を怠らずミスが少ない人は事務職として重宝されるでしょう。

(2)作業効率を上げるために改善できる人

2つ目は、業効率を上げるために改善できる人です。正確な仕事ができることはもちろんですが、慎重になりすぎるあまり1つの作業に時間がかかりすぎるのも考えものです。先ほどもご紹介したように、事務職の仕事は多岐に渡ります。沢山の仕事を素早くこなしていくためには、業務の効率化が鍵となります。ショートカットキーを活用したり、頻繁に入力する単語を辞書登録しておいたりと、パソコンを使いこなしていく必要があるでしょう。

 「事務職はルーティーン作業が多い」とも言われますが、繰り返しの仕事が多い職種だからこそ、業務改善をしている人とそうでない人の差が開きやすくなります。仕事に対してスピードや生産性を意識できる人は、事務職として長く活躍できるはずです。

(3)コミュニケーションスキルのある人

3つ目は、コミュニケーションスキルのある人です。事務職というと、パソコンに向かって黙々と作業をするというイメージがあるかもしれませんが、決してそうではありません。事務職は、会社で働くさまざまな人をサポートする仕事ですから、それぞれの部署で働く人のニーズを見極めて、相手が求める仕事を自ら提案する力が求められます。

 例えば、書類の管理においても「どこにファイリングすれば見つけやすいか」「どんな順番でファイリングすべきか」「ファイリングした場所を社員に周知させるためにはどうすればよいのか」など、相手の立場に立って考えなければならないことは山積みです。

 また、電話対応や来客対応などクライアントと直接コミュニケーションをとる機会も少なくありません。社会人としての常識ある振る舞いができる人、社内外問わず気遣いや思いやりのある行動ができる人は事務職としての適性が高いと言えます。

山口県の事務職の平均年収について

「事務職として働きたいけれど、給与水準はどうなのだろう？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。事務職は、他の業界と比べると年収がそれほど高くないと言われていますが、実際の平均年収はどれくらいなのか気になるところですよね。

 ここでは、一般事務職を例に山口県の平均年収（正社員）を見ていきましょう。

 山口県の一般事務職の平均年収は2022年5月時点で「3,184,940円」でした。同市内では、「光市」が最も高く、「防府市」「周南市」「山陽小野田市」と続きます。
上記は平均年収で資格手当やボーナスなどは含みません。

 企業活動を内側から支える事務職。直接的な利益を生まない業務が多い分、成果が数字に現れにくく、その他の業種に比べるとどうしても給与が上がりにくいとも言われています。また残業時間が少なく手当がつきにくい、派遣社員やパートタイムの雇用が多いといった要因も事務職の給与水準に関係していると考えられます。「転職して年収を大幅にアップしたい」という人には厳しい職種である一方、「残業時間が少ない業界に転職したい」「ワークライフバランスを大切にしたい」という人にはメリットが大きい職種です。

 なお、今回は一般事務の平均年収をご紹介しましたが、貿易事務や法務事務など専門性が高い求人を選べば、競争倍率も少なく給与水準も高くなる傾向にあります。

山口県の事務職の求人状況

それでは最後に、『じょぶる山口』に掲載されている事務職の求人情報を一部抜粋してご紹介します。





ライフワークバランスが取りやすく、女性から圧倒的な人気を誇る事務職。『じょぶる山口』では、「土日祝休みが叶う求人」や「社会保険完備の求人」「未経験応募可能求人」を多数ご紹介しています。

 「事務職として年収をアップさせたい」「パソコンスキルを活かしたい」「家庭と仕事を両立したい」など、事務職への転職を志す理由はさまざまです。パートスタッフから派遣社員・正社員まで、沢山の求人の中から理想の職場を探してみませんか？

転職エージェント『じょぶる山口』のサポートで
事務職への転職活動に挑める

営業職は少なさや土日休みの企業が多いことから、どうしても正社員の競争倍率が高くなる傾向にあります。転職を成功させるためには、前職での経験や自分の強みをアピールする必要があるでしょう。例えば、営業職から営業事務に転職するのであれば、現場で培ったスキルや経験を活かして、「営業の人の気持ちやどのようなサポートを必要としているかがわかること」を強みにできるかもしれません。

もちろん、ここまで読んでいただいた方の中には「過去に事務職の経験がない」「自分をどうアピールしてよいのかわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。

そんな方にぜひ活用していただきたいのが、地域密着型転職エージェント『じょぶる山口』の転職サポートです。

アドバイザーへの相談等は全て無料です。追加で利用料が発生する心配もございません。未経験可能求人のリサーチや履歴書の書き方・面接練習など、転職のプロが事務職への転職をしっかりとサポートいたします。

「倍率の高い事務職への転職を成功させたい」という方はもちろん、「事務職に転職したいけれど、自分に合った求人が見つからない」という方も。『じょぶる山口』なら、将来を見据えて活躍できる仕事がきっと見つかるはずです。まずは「転職サポート（無料）」に登録して、事務職への転職に一歩を踏み出しませんか？