山口県で営業職に転職したいと考えている方の中には、これまで営業職に就いたことがなくどんな職種なのか気になっている方もいると思います。例えば、「営業職はきついって本当？」「どんな人が向いているんだろう？」といった疑問や不安を持っている方もいることでしょう。
そこで今回は、営業職のお仕事内容やどんな業種があるのかという点に加えて、営業職に向いている人の特徴や山口県の営業職の求人状況・平均年収などについて解説していきます。
営業職とは？
営業職とは、顧客が抱える課題を解決するために自社サービスや商品をアピールし、契約または購入につなげる仕事です。営業が自社サービスや商品の契約・購入を取り付けることで売上が発生するため、多くの企業では営業の存在が欠かせません。
営業職と一口に言っても、お客様とフェイストゥフェイスで関わるものだけでなく、テレアポやインサイドセールスといったものなどさまざまです。そのため、どんなジャンルの営業職に就くのかによってお仕事内容も異なります。
営業職のお仕事内容について
営業職と聞くと個人プレーのお仕事というイメージを持つ方が多いですが、実際にはチームとして動くことが多い職種です。そのため、営業職はチーム全体の動きを把握しながら、チームの一員として与えられた仕事をこなしていく必要があります。
ここからは、営業職のお仕事内容について6つのプロセスに分けてご紹介していきますので、営業職の経験がなくどんなことをするのか知りたいという方は参考にしてください。
営業職のお仕事内容①
営業戦略・アプローチ先の検討
営業職といっても、就職・転職後にいきなりお客様のもとへ営業しにいくということはありません。まずは、自社サービスや商品について理解を深めるとともに、営業戦略やアプローチ先を検討する必要があります。
個人目標をクリアすることでチーム全体の目標達成にもつながるため、「どんな手法で営業するのか」「どの顧客に営業をかけていくのか」といった営業戦略を立てることが大切です。
営業職のお仕事内容②
新規または既存営業の実施
営業戦略やアプローチ先が確定したら、いよいよ営業としての仕事を開始していきます。個人に割り振られたノルマを達成するため、新規営業・既存営業などを行っていきましょう。
実際に顧客に訪問して営業をかけていく際は、個人プレーになるケースがほとんどのため実際に契約を取れるかどうかは自身の力量が大きく影響しますが、初めての場合は先輩や上司の営業に同行する場合が多いです。
営業職のお仕事内容③
商談・見積もりの提示
営業に出向いて自社サービスや商品のアピールを行い、顧客に興味を持ってもらうことができたら商談のアポイントを取ります。実際に商品の購入や契約を取り付けるために、日を改めて商談を行うのが一般的な流れです。
商談に持っていくための営業も営業職にとって大事なお仕事ですが、それよりも商談で実際に契約・購入を取り付けられるかどうかが最も重要な点といえるでしょう。
営業職のお仕事内容④
商品・サービスの受発注や手配
商談がまとまり商品・サービスの提供が決定したら、商品・サービスの受発注や手配を行います。商談時に納品日を提示することが基本のため、納品遅れがないようにスムーズに納品までのプロセスを行わなくてはなりません。
せっかく契約が決まっても、その後の対応が適当になってしまったりスムーズにいかなかったりすると入金前のキャンセルもありえるため、納品まで気を抜かないことが大切です。
営業職のお仕事内容⑤
納品書・請求書の作成
商品・サービスを納品したら、忘れずに納品書や請求書の作成を行って顧客に送る必要があります。顧客はこの請求書の内容の通りに振り込み作業などを行うため、不備がないように作成しなくてはなりません。
納品書・請求書自体は、実際に契約に取り付けた人が作成する場合がほとんどですが、上司や他のメンバーによるダブルチェックを行ったうえで送るのが一般的です。
営業職のお仕事内容⑥
納品後のアフターフォロー
営業職のお仕事は、営業をかけることや契約を取ることだけが仕事ではなく、商品・サービス納品後のアフターフォローも大切なお仕事の1つです。
顧客から商品・サービスに対するフィードバックをもらったり、利用するうえで困っていることはないか確認したりすることがアフターフォローの主な目的です。
丁寧なアフターフォローを心がけることで顧客満足度の向上につながり、リピーターになったり別の顧客に紹介してくれたりするケースもあります。
営業職の仕事の種類について
営業職にはさまざまな種類があり、まず対象とする顧客によって「法人営業」と「個人営業」の2種類に分けられます。法人営業は企業を対象に行う営業のことで、個人営業は一般消費者を対象に行う営業のことです。
また営業形態によっても、「メーカー営業」「商社営業」「代理店営業」の3種類に分けることができます。メーカー営業は自社製品を売り込むお仕事で、商社営業は他社・他メーカーから仕入れた商品を営業販売するお仕事になり、代理店営業は自社製品を販売してくれる代理店の開拓・サポートを行う仕事のことです。
この他にも特殊な営業職として海外企業を顧客対象として営業を行う「海外営業」や、医師・薬剤師などに対して自社の医薬品などの情報を提供する「医薬営業(MR)」などもあります。
以下では、営業手法ごとの営業の種類についてまとめましたので、営業職の求人を探す際の参考にしてみてください。
1. 新規開拓営業
新規開拓営業とは、既存ではなく新規顧客を増やすために行う営業です。企業が売上を伸ばすためには既存顧客のみならず、新規顧客にも積極的に営業を行うことが重要になります。
2.ルート営業
ルート営業とは、すでに既存顧客となっている企業や個人に対して営業を行っていくことで、納品の連絡と併せて新商品・新サービスの情報提供を行ったり、他に悩んでいることや課題がないか確認したりして新たな契約を獲得するというものです。
3. 訪問営業
訪問営業とは、営業職の基本的なスタイルで、顧客先の会社などへ実際に訪問し、営業活動を行うことをいいます。訪問営業では、前もってアポイントを取って訪問日を決め、具体的な提案やヒアリングをするのが一般的です。
4. 飛び込み営業
飛び込み営業とは、上記の訪問営業の一種で事前のアポイントを取らずに訪問する営業スタイルのことを指します。必ずしも訪問先の方すべてに自社商品・サービスのニーズがあるわけではないため、営業を断られるケースも少なくありません。
5. テレアポ営業
テレアポ営業とは、電話などで事前にアポイントを取ったうえで、後日会って営業を行うことです。テレアポ営業の目的は、あくまで顧客と会う約束を取り付けることですが、会って話したいと思ってもらえるように自社商品やサービスの魅力を簡潔に伝えられるスキルは必要といえるでしょう。
6. テレコール営業
テレコール営業とは、先ほどのテレアポ営業とは異なり電話でのやり取りだけで成約まで取り付ける営業のことをいいます。訪問営業と違って実際に顔を合わせるわけではなく、顧客の表情やその場の雰囲気が分かりづらいため、相手の心を掴む話術やストーリー性が重要です。
7. インサイドセールス
インサイドセールスとは、潜在顧客に対して電話・メール・Web会議ツールなどを使って営業を行う方法のことを指します。営業職と聞くと外回りのイメージがありますが、インサイドセールスに関しては顧客と直接会うことがなく、時間・場所に縛られないこれからの働き方として注目されている営業スタイルです。
8. 反響営業
反響営業とは、主にインターネットやテレビ、ラジオ、新聞、DM(ダイレクトメール)などを活用して広告宣伝を行い、その広告に対して興味関心を示したユーザーに対して営業を行う方法です。広告宣伝によって購買意欲を高めることで、高い効果を期待できます。
9. 受付営業
受付営業とは、受付窓口にやってきた顧客からの購入・契約依頼に対して対応する営業方法です。商品・サービスの説明を滞りなく行う必要があることはもちろん、顧客からの質問に対してもスムーズに対応する必要があるため、臨機応変さとコミュニケーション能力の高さが重要視されます。
営業職はこんな人が向いている
営業職への転職を成功させるためには、その職種でどんな能力が必要とされているのか知っておくと良いです。営業職では、基本的に「コミュニケーション能力」「情報収集力・行動力」「体力・ストレス耐性」などが必要といわれています。これらを踏まえて、営業職に向いている人とはどんな人なのか具体的に確認していきましょう。
1.コミュニケーション能力が優れている
営業職は「人」を相手に営業を行うため、初対面でも打ち解けられるコミュニケーション能力や相手が抱えている悩みや問題を引き出すトーク力・人柄などが求められます。
人と話すことが好きなのはもちろん相手の話を聞くのも好きな方や、よく人当たりが良いと言われるような方は、営業職に向いているといえるでしょう。
2.情報収集力と行動力を持ち合わせている
営業職では自ら顧客・潜在顧客の情報を見つける情報収集力はもちろん、その情報を元に戦略を立てて営業を行っていく行動力も必要不可欠です。
他にも顧客と会食などを行う機会や急な連絡が入ることもあるため、飲食店などの情報を集めるのが好きという方や比較的フットワークが軽い方も営業職に向いています。
3.先を読んで事前準備することが得意
営業として上手く立ち回るためには、顧客のニーズや課題を素早く察知して事前準備することが大切です。
例えば商談する機会を作ってもらえた場合は、事前に資料を用意してメールなどで送っておけば、相手も商品・サービスについて理解しやすく営業側も説明がしやすくなります。
常に相手が何を考え、何を求めているのか考える癖を付けておけば、いざというとき臨機応変に対応できたり、相手のニーズに沿った提案ができるようになったりするでしょう。
4.体力にある程度の自信がある
営業職では「外回り」という言葉をよく使うことがあるように、1日にたくさんの顧客のもとへ渡り歩くことが多いです。場合によっては、ランチを食べる時間を削って営業先へ出向くことも少なくありません。
営業をするために季節や天候に関係なく歩いたり身体を動かしたりする機会が多い営業職は、体力に自信がある方のほうが向いているといえます。
5.ストレス耐性がある
仕事にストレスはつきものですが、特に営業職におけるストレスは大きいといわれており、営業でストレスを感じるシーンとしては以下のようなものが挙げられるでしょう。
人間である以上「拒否」「破談」といったことに対してはショックを受けてしまうため、何度も営業に失敗するとストレスを感じることも。
上手くいかなくても素早く気持ちを切り替えられる精神力を持っている方や、人から断られたりNOを言われたりしても落ち込まないといった方は営業職に向いているでしょう。
山口県の営業職の求人状況
営業職は企業が売上を獲得するために欠かせない存在ということに加え、山口県では周南工業地帯があるため製造・建築・技術職に関わる営業職の求人が盛んです。
ここからは、『じょぶる山口』に掲載されている営業職の求人情報を一部抜粋してご紹介します。
じょぶる山口の営業職の求人①
| 仕事内容 | 漁網・漁具のルート営業 |
| エリア | 山口県下関市 |
| 給与 | 月給 175,000円〜 |
| 賞与 | 年2回（前年度実績: 平均計4ヶ月分） |
| 年間休日 | 120日 |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 諸手当 | 昇給あり(年1回※4月)、通勤手当あり、退職金制度あり、家族手当あり、住宅手当あり、役職手当あり、その他手当あり |
| 加入保険等 | 雇用保険、社会保険、健康保険、労災保険、厚生年金保険 |
| 求人のアピールポイント | ●土日祝休み！家族・友達との時間を大切にしたい方に◎ ●九州〜四国への短期出張あり！ ●営業未経験OK！マンツーマンでの研修が1年間あり |
じょぶる山口の営業職の求人②
| 仕事内容 | 総合建設会社の建築営業 |
| エリア | 山口県宇部市 |
| 給与 | 月給 250,000円〜450,000円 |
| 賞与 | 年2回3ヶ月分 |
| 年間休日 | 104日 |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 諸手当 | 昇給あり(年1回)、通勤手当あり(上限5万円/月)、退職金制度あり(金属0.5年以上)、資格取得補助あり(全額)、役職手当あり(部長：40,000円、次長：28,000円、課長：20,000円、課長補佐：12,000円)、通信手当あり(5,000円/月) |
| 加入保険等 | 雇用保険、社会保険、健康保険、労災保険、厚生年金保険、確定拠出年金 |
| 求人のアピールポイント | ●設立95年め！確かな実績と信頼を誇る、宇部市の安定企業 ●エリアは宇部市が中心です ●建築営業は課長補佐の募集！経験や実績、資格に応じて月収45万円も目指せます！ |
じょぶる山口の営業職の求人③
| 仕事内容 | 自動ドアの反響営業スタッフ |
| エリア | 山口県周南市 |
| 給与 | 月給 190,000円〜200,000円 |
| 賞与 | 年2回 計2.20ヶ月分（前年度実績） |
| 年間休日 | 105日 |
| 雇用形態 | 正社員 |
| 諸手当 | 昇給あり(1月あたり5,000円〜7,000円※前年度実績)、通勤手当あり(実費支給※上限あり月額10,000円)、退職金制度あり(勤続年数3年以上)、家族手当あり、役職手当あり、その他手当あり(役付手当、技術手当、休日登当番手当、夜間当番手当) |
| 加入保険等 | 雇用保険、健康保険、労災保険、財形、厚生年金保険 |
| 求人のアピールポイント | ●快適な生活のために！生活に欠かせない自動ドアの営業で社会貢献 ●ニッチだけど県内唯一！国内シェアNo.1メーカー代理店で安定性バッチリ ●20代・30代の若い世代が活躍中！明るい環境です |
営業職は、人と話すことが好きな方や人の悩みを聞いて解決するための提案が得意といった方に向いている職種ですが、ライフワークバランスが取りづらそうといった印象を抱く方も珍しくありません。
『じょぶる山口』では多種多様な営業職の求人を用意しており、中には年間休日120日でライフワークバランスが取りやすい求人もあります。また、応募者それぞれの適性に合わせて訪問営業やルート営業、反響営業などさまざまな営業手法の求人が豊富です。
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山口県の営業職の平均年収について
山口県で営業職として働きたいと考えている方の中には、平均年収がどれくらいなのか気になる方もいるのではないでしょうか。会社によっては、インセンティブが出るところや役職手当が出るところもあるため、一般的には平均年収が高いイメージがあると思います。
では、山口県における営業職の平均年収がどれくらいなのか確認していきましょう。
山口県の営業の平均年収は「3,185,819円」と言われており、月給に換算すると「225,561円」です。
以下の表は、山口県内で営業職の給与が高い都市TOP5をまとめたものです。
| 都市 | 平均給与 | 求人ページ |
| 山口県 宇部市 | 243,146円 | 宇部市の営業の求人はこちら |
| 山口県 下関市 | 234,099円 | 下関市の営業の求人はこちら |
| 山口県 防府市 | 225,523円 | 防府市の営業の求人はこちら |
| 山口県 岩国市 | 221,243円 | 岩国市の営業の求人はこちら |
| 山口県 山口市 | 220,255円 | 山口市の営業の求人はこちら |
山口県の営業職の平均年収はおよそ320万円弱ということですが、企業によっては月給50万円以上もらっているところもあります。役職手当やインセンティブなどが含まれている可能性もありますが、いずれにしても営業職で稼ぎたいのであればしっかりと成果を出す必要があるでしょう。
上記でご紹介した通り営業職として実績を残したい場合、高いコミュニケーション能力やストレス耐性などが必要になってくるため、人と話すのが苦手な方やメンタルが弱い方には向かない職種ではあります。
しかし、人とお話するのが好きな方や人当たりが良いとよく言われる方であれば、うまく結果を出して稼ぐことができる職種でもあるでしょう。
営業職といっても営業手法によって多種多様な求人があり、どの営業手法の求人を選ぶのかによっても給与水準が異なります。まずは、じょぶる山口でどんな営業職の求人があるのか確認してみてはいかがでしょうか。
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営業職は土日祝が休みでも休日に顧客の対応に追われてライフワークバランスが取りづらかったり、なかなか個人の課題を達成できないプレッシャーやストレスに襲われたりすることもあります。
しかし、コミュニケーションを取るのが好きな方や人やモノを褒めるのが得意という方であれば、自分らしさを大切にしながら楽しく働くことができるかもしれません。
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