令和何年について理解を深める

令和は、2019年5月1日に即位した今上天皇陛下の代に始まった元号です。それでは、「令和」の由来と意味、西暦と和暦の換算方法について学んでいきましょう。

令和とは何か？
元号「令和」の由来と意味

元号「令和」の由来は、日本の歴史や文学に深く根ざした独自の選定プロセスにより生まれました。新しい元号の選定にあたり、政府は文学や歴史からの引用を通じて、国の伝統や文化、自然美を象徴する意味を込めています。

「令和」の出典は、日本最古の歌集である『万葉集』から引用された文言

初春の令月にして
気淑く風和ぎ
梅は鏡前の粉を披き
蘭は珮後の香を薫す

です。この歌は、1200年余り前に編纂された『万葉集』に収められており、その美しい表現から令和の名前が選ばれました。令和は、「初春の美しい月」や「風が穏やかで和やかな気候」といった意味を含み、和やかで美しい時代の到来を予感させます。

また、「令和」には人々が美しく心を寄せ合い、文化が育まれるという意味も込められています。この選定は、日本の悠久の歴史や薫り高き文化、四季折々の美しい自然からインスパイアされたものであり、次の時代へのしっかりとした継承を象徴しています。

「令和」は、国民が個々の花を咲かせ、日本の国柄を大切に次の時代へと引き継いでいく願いが込められています。

西暦と和暦の換算方法

西暦と令和の換算方法

現在の日付を令和の年に換算する方法は簡単です。西暦と令和の対応は、西暦の下2桁から18を引くことで簡単にわかります。
たとえば、2023年の西暦の場合、「23-18=5」なので、令和5年となります。

また逆に、令和を西暦に変換する場合は、和暦（元号）に18を足し、出た数下2桁が西暦の下2桁になります。

令和を西暦に換算する方法は過去の元号の中で最も覚えやすいです。

西暦と平成の換算方法

西暦の下2桁に12を足すと平成の年数がわかります。
たとえば、2018年なら、「18+12=30」なので、平成30年だとわかります。
また逆に、平成の年数を西暦に変える場合は12を引いて2000を足します。

西暦と昭和の換算方法

西暦から昭和に変換するには、西暦の下2桁から25を引きます。
たとえば、1940年は「40ー25＝15」なので昭和15年です。

また逆に、昭和の年数を西暦に変換するには、1925を足します。
たとえば、昭和45年は「45＋1925＝1970年」です。

平成31年と令和元年

平成31年は、2019年4月30日までです。2019年5月1日に元号が「平成」から「令和」に改元されました。そのため、2019年は「平成」と「令和」の2つの元号が入り混じった年となります。

履歴書では、「令和元年」が正しい表記となります。改元された年は、改元までの期間とそれ以降の期間で、年号を区別して書く必要があります。

まとめ

「令和」という名前の由来や意味について学び終わりました。「令和」は、2019年5月1日に即位した今上天皇陛下の代に始まった元号で、「初春の美しい月」や「和やかな気候」という意味があります。 西暦から和暦への変換も簡単です。履歴書では年号を区別して書く必要がありますので、換算方法を覚えておきましょう。