履歴書の書き方について

第1段階：履歴書の準備

1. 履歴書の選択
   市販の履歴書には「JIS規格（日本工業規格）」のものが一般的です。フォーマットは使いやすいので、初めての方にはおすすめです。パソコンで作成する場合も、このフォーマットに沿って作りましょう。
   
   
2. 必要な道具の準備
   ・黒のボールペンまたは万年筆（鉛筆や消せるペンは使用しない）
   ・証明写真（スーツや襟のついた服を着用した、3か月以内に撮影したものを推奨）
   
   

第2段階：基本情報の記入

1. 日付
   履歴書の作成日や提出する日の日付を記入します。西暦または和暦のどちらかで統一します。
   
   
2. 氏名
   姓名をはっきりと書きます。ふりがな欄には「ふりがな」と記載されていればひらがなで、「フリガナ」と記載されていればカタカナで書きます。
   
   
3. 住所・連絡先
   現住所は都道府県から書き始め、マンション名や部屋番号まで丁寧に記載します。連絡先欄には、確実に連絡が取れる電話番号（携帯番号など）を記入します。
   
   
4. 写真
   証明写真を貼ります。写真は「貼付欄」にあわせてまっすぐ貼り、ズレやしわがないように気を付けます。
   
   

第3段階：学歴・職歴の記入

1. 学歴の記入
   ・「学歴・職歴」欄の最初に中央に「学歴」と書き、1行空けます。
   ・中学校または高校卒業以降の学歴を記入します。
   ・「〇〇高等学校卒業」「〇〇大学〇〇学部卒業」などと書き、年月も「〇〇年〇月」と書きます。
   
   
2. 職歴の記入
   ・学歴の下に1行空けて、中央に「職歴」と書きます。
   ・最初の就職先から、会社名、部署名、役職などを記入し、「入社」「退社」なども書き添えます。
   ・転職経験がある場合は、すべての職歴を時系列で記載します。
   
   
3. 学歴・職歴の締め
   ・職歴が終わったら1行空け、「以上」で締めます。
   
   

第4段階：資格・免許の記入

1. 資格・免許の記入
   ・「資格・免許」の欄には、取得した資格を年月順に書きます。
   ・正式名称を使い、略語や省略は避けます（例：普通自動車第一種運転免許）。

第5段階：自己PR・志望動機の記入

1. 志望動機
   ・この欄では、志望動機や自己PRを具体的かつ簡潔に記入します。
   ・なぜその企業を志望するのか、どのように貢献できるかなどを考え、熱意を伝えます。
   
   
2. 本人希望欄
   ・希望する給与や勤務地、勤務時間などを書きます。ただし、あまり具体的すぎる要望は避け、柔軟性を持たせましょう。
   
   

第6段階：見直しと仕上げ

1. 内容の確認
   ・書き終えたら、誤字脱字や記入漏れがないか確認します。
   ・連絡先や住所の記載ミス、志望動機の内容もよく確認しましょう。
   
   
2. コピーを取る
   ・書き上げた履歴書は、面接前に内容を振り返るためにコピーを取っておきましょう。
   
   

 

履歴書は最初に企業に対してあなたの熱意や姿勢を伝えるものです。

記入漏れや書き間違いをなくして、好印象を与える履歴書を作成しましょう。