山口県/「休みが多い仕事」か「給料が高い仕事」どっちに転職するべき?

「休みが多い仕事」か「給料が高い仕事」どっちに転職するべき?



休みを取るか、給料を取るか‥

転職活動をしていると、こうした究極の二択を迫られることがあります。給料は多いに越したことはありませんが、休みが少なすぎて体調を崩してしまうようでは本末転倒ですよね。

もちろん「休みと給料、どっちも欲しい」というのが多くの方の本音でしょう。しかし、そういった好条件の仕事は倍率が高く、選り好みが過ぎると転職先がなかなか決まらないことも。納得のいく選択をするためには、まずは情報を集め、自分なりの価値観を整理することが大切です

そこでこの記事では、「休みが多い仕事か給料が高い仕事、どっちに転職するべき?」と迷っている方に向けて、山口県に特化した転職エージェント『じょぶる山口』のキャリアアドバイザーが、双方のメリットとデメリットを解説します。自分の価値観を知って、転職で理想のワークライフバランスを実現しましょう。


休みが多い仕事のメリット・デメリット


ワークスタイルの変化によって、企業の働き方は大きく変化しました。これまでは、一般企業の正社員であれば「週に5日働いて2日休む」という働き方が主流でしたが、最近では「週に4日働いて3日休む」週休3日制を導入する企業も増えています。

では、休みが多い仕事には、一体どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

休みが多い仕事のメリット①
プライベートの時間が増える



一番のメリットは、プライベートな時間が増えることです。1日24時間。時間はどんな人にも等しく流れていますが、仕事以外の時間、つまり自由に使えるプライベートな時間は案外限られているものです。

しかし、休みが多ければ、当然、自由な時間が増えます。時間に余裕が生まれれば、家族とのんびり過ごしたり、一人の時間を楽しんだり。はたまた「ずっとやってみたい」と思っていた趣味や副業に挑戦して、収入を増やすことだってできるようになるかもしれません。

休みが多い仕事のメリット②
病院や役所・銀行などの用事がこなしやすい



週休3日など平日に休みがとれる職場を選ぶと、病院や役所・銀行など平日にしか空いていない手続きも難なくこなすことができるようになります。特に病院は、平日診療が中心です。子育て中の方であれば、子どもの病院の付き添いや、ご自身の急な体調の変化に対応しやすくなるといったメリットがあるでしょう。

他にも「病院に行く暇もないほど忙しく働いている」「働きすぎて体調を崩しがち」という方は、給料よりも休みを優先した方が、体調管理が行き届き、休みがなかった頃よりも健やかに働けるようになるかもしれません。

休みが多い仕事のデメリット①
給料が低くなる可能性が高い



休みが多い仕事は、一見良いことだらけに思えるかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。働く時間や日数が少なくなれば、やはり給料は長時間働いている人よりも低くなる傾向にあります

これまで高収入と言われる仕事に従事してきた人からすると、「今よりも生活水準を下げるなんてできない」「遊ぶ時間があってもお金がないのは困る」と感じることもあるでしょう。

シングルの方であれば、問題ないかもしれませんが、養っている家族がいる場合は、住宅ローンや教育資金など、生活に必要なお金が足りなくなる可能性も出てきます。「たとえ今より給料が減っても、休みの多い職場で働きたい」という場合は、自分一人で判断せず、まずは家族とよく話し合うことが大切ですね。




休みが多い業界と仕事の探し方


休みが多いか少ないか、これは一体何を基準に判断すれば良いのでしょうか?
ここでは「休みが多い」の基準を紐解きながら、平均よりも休みが多い業界仕事の探し方をご紹介します。

1. 完全週休2日制



「完全週休2日制」
とは、1年間を通して毎週2日の休みを設ける制度です。例えば求人サイトに「完全週休2日制(土・火)」と記載されている場合は、毎週土曜日と火曜日が休日になります。

似た言葉に「週休2日制」がありますが、こちらは「毎月1回以上は週2日の休みがある」というもの。必ずしも毎週2日休めるわけではないため、間違えないように注意しましょう。

「完全週休2日制」→毎週2日休みがある
「週休2日制」→月に1回以上、週2日休みがある(※毎週休めるわけではない)

2. 年間休日120日以上



続いて、年間休日です。年間休日とは、企業が定める1年間の休日数のことで、夏季休暇や年末年始休暇、国民の祝日、ゴールデンウイーク休暇、会社の創立記念日などが含まれます。

年間休日は勤め先によって異なりますが、「1日の労働時間は8時間まで」「1週間の労働時間は40時間まで」といった労働基準法による制限が設けられているため、これを逆算すると年間休日は105日が最低ラインとなります。

一方、多い仕事の定義は、年間休日120日以上。これは、1年間の間に設けられている土日と祝日の数が、120日に相当するためです。年間休日が120日以上あれば、おおかたカレンダー通りに休めると考えて良いでしょう。

3. 休みが多い業種は
「情報通信業」「学術研究・専門・技術サービス業」など



ここでは厚生労働省が調査した「平成30年就労条件総合調査」の結果を元に、年間休日数の多い業界をランキング形式でご紹介します。


順位 業界 企業平均年間休日総数
1位 情報通信業 118.8日
2位 学術研究・専門・技術サービス 118.8日
3位 金融業・保険業 118.4日
4位 電気・ガス・熱供給・水道業 116.8日
5位 教育・学習支援業 112.7日
6位 製造業 111.4日
7位 複合サービス事業 110.4日
8位 不動産業・物品賃貸業 109.6日
9位 医療・福祉 109.4日
10位 サービス業 109.0日
11位 卸売業・小売業 105.7日
12位 生活関連サービス業・娯楽業 104.6日
13位 建設業 104.0日
14位 鉱業・採石業・砂利採取業 103.8日
15位 運輸業・郵便業 103.8日
16位 宿泊業・飲食サービス業 97.1日
参照:厚生労働省「平成30年就労条件総合調査」より

「情報通信業」と「学術研究・専門・技術サービス業」118.8 日で最も多く「金融業・保険業」118. 4日、「電気・ガス・熱供給・水道業」116. 8日と続いています。最も少ないのは「宿泊業・飲食サービス業」の97. 1日でした。



給料が多く、休みが少ない仕事の
メリット・デメリット



「休みが少ないのは確かに魅力的だけれど、やっぱりお金は必要!」と考える人も少なくないでしょう。後悔のない決断をするためには、物事を複数の視点から捉えることが大切です。そこでここからは、先ほどとは少し視点を変えて、休みよりも給料を優先した場合のメリットデメリットについて見ていきましょう。

給料が多く、休みが少ない仕事のメリット|
将来の選択肢が増える



「世の中お金が全てじゃない」と考える人も多いかもしれませんが、お金があることで人生の重要な場面で選択肢を増やすことができます

たとえば、子どもが留学をしたいと言った時、大人になって新たな趣味に挑戦したい時、両親の介護が必要になった時。お金があれば、自分や大切な人の夢を叶えたり、病気や事故など、不測の事態にも余裕を持って対応できたりすることでしょう。「将来の選択肢を増やすために、今はがむしゃらに働こう」という判断が、後々の自分を助けてくれるのです。

給料が多く、休みが少ない仕事のデメリット|
過労による体調不良



その一方で、働きすぎによる過労や体調不良も気になります。家族のために自分のために一生懸命働いた結果、体調を崩したり病気になったりした経験のある方は少なくないはずです。せっかく稼いだお金が、医療費に消えてしまう。これでは、一体何のために働いているのかわかりませんね。


給料が高い業界と仕事の探し方


そもそも「給料が高いか低いかの基準は一体何で決まるのだろう?」と不思議に思ったことはありませんか? ここでは、「給料が高い」の基準を紐解きながら、平均よりも給料が高い業界と仕事の探し方をご紹介します。

1.平均給与以上



最もわかりやすいのが、平均給与です。総支給額(給与・賞与・手当)の平均で、税金などが差し引かれる前の金額のことを言います。

国税庁によると、給与所得者の1人当たりの平均給与は461万円。男女別にみると、男性567万円女性280万円です。年齢によっても異なりますが、男性であれば600万円以上女性であれば300万円以上を目指せる仕事が、給料が高い仕事の目安と言えるのではないでしょうか。

2.給料が高い業界は
「化学工業」「金融・保険業・不動産業」



続いて、平均給与の高い業種を見ていきましょう。


順位 業界 平均給与
1位 化学工業 569万円
2位 金融・保険業・不動産業 557万円
3位 金属機械工業 545万円
4位 運用・通信・公益事業 535万円
5位 建設業 475万円
6位 その他製造業 443万円
7位 サービス業 437万円
8位 卸・小売業 389万円
9位 繊維工業 353万円
10位 農林水産工業 326万円
参照:国税庁 業種別の平均給与より

業種別平均給与を見ると、最も高いのは「化学工業」569万円、「金融保険・不動産業」557万円、「金属機械工業」545万円、「運用・通信・公益事業」535万円と続きます。

休みの多い業種で上位にランクインした情報通信業」「学術研究・専門・技術サービス業」とは、異なる結果となりました。一方、双方にランクインしている「金融保険・不動産業」は、休みが多くかつ給料の高い業界と言えるのではないでしょうか。

もちろん、給料の高さは住んでいる地域によっても異なります。下記の記事では、山口県内で挑戦できる高収入の仕事についてご紹介しています。「山口県内で高収入の仕事に就きたい」と考えている方は、こちらも併せてご覧ください。

山口県で高収入の仕事&企業とは?高収入の仕事に転職するポイントも解説


休みが多い仕事と給料が多くて休みが少ない仕事、
どちらがおすすめ?


「休みか、給料か。まだ決めきれていない」という方も多いでしょう。それでは最後に、休み重視の仕事と、給与重視の仕事、それぞれどんな人に向いているのかについてお伝えします。

休みが多い仕事はこんな人におすすめ



休みが多い仕事は、「仕事の他にやりたいこと・大切にしたいことがある人」におすすめです。

家族や子どもと過ごす時間を大切にしたい
副業や資格取得に挑戦してキャリアアップしたい
趣味やリフレッシュの時間が必要
上記に加えて、

過去に長時間労働で体調を崩した経験がある人
仕事が忙しくなると家族の時間や自分の体調を疎かにしてしまう人
などにも、休みが多い仕事はおすすめです。体力的・精神的な負担が軽くなることで、家族との時間や自分の健康を大切にしたり、スキルアップや新しい趣味に挑戦できたりするかもしれません。

給料が高い仕事はこんな人におすすめ



給料が高い仕事は、「将来のために資産形成をしたい人」におすすめです。

いつかマイホームを建てたい
子どもの教育費を貯めたい
余裕のある老後を送りたい
体力のあるうちにしっかりと稼ぎ、将来に備えることで、未来の選択肢を増やすことができます。もちろん、稼ぐだけでは十分ではありません。無駄な消費をやめる、健康管理を徹底するなど、資産を守る力を身につけることも大切だと言えるでしょう。




まとめ|『じょぶる山口』のサポートなら
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休みを取るか、給料を取るか‥

転職を考えたことのある人なら、一度は悩む選択です。幸せの定義は人によってさまざまで、正解はありません。だからこそ、自分なりの正解を見つけなければならないのです。

たとえば、もし今あなたが子育て中で「転職したい」と思ったとしたら、どうでしょう。

子どもと過ごす時間が欲しいから、休みがたっぷりとある仕事?
子どもの教育費を貯めたいから、給料が高い仕事?

もちろん、「両方諦めない」という選択があっても良いでしょう。ならば、万全の準備をして、前に進むだけです。

転職活動において大切なことは、自分なりの価値観の棚卸です。そして「ここで働きたい」と思う企業に出会ったら、面接や履歴書を通して的確にアピールできる力です。

『じょぶる山口』では、企業と求職者、双方にとって理想の転職を叶えるために、次のような取り組みを行っています。

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