みなさんの中には、転職活動に励んでいるけどなかなか面接に受からないという方もいるのではないでしょうか。就職・転職活動における面接には、しっかりと事前準備をしないと面接に受かる可能性が低くなってしまいます。
では、面接で受かる人・落ちる人では一体何が違うのでしょうか。この記事では、面接に受かる人・落ちる人の特徴や合格を勝ち取るためのコツ・ポイントなどについてご紹介していきます。
面接で受かる人と落ちる人の大きな違い
面接で受かる人・落ちる人には、どういった違いがあるのでしょうか。やはり合否を分けるのは、面接中の対応・やり取りが大きく関係してきます。
ここでは、面接に受かる人・落ちる人の特徴を見ながら、どういった違いがあるのか確認していきましょう。
面接に受かる人の特徴
面接に受かる人の特徴としては、主に以下のようなものがあげられます。
就職・転職の面接においては、コツ・ポイントをしっかりと押さえれば、良い印象を与えることができます。
面接に受かる人は、面接でどのようなことを意識・実践しているのかを知れば、採用をもらえる可能性を高めることができるでしょう。
では、上記で挙げた面接に受かる人の特徴について詳しく解説していきます。
自己分析や面接練習など事前準備をしっかり行なっている
面接に受かる人の特徴としては、まず面接するにあたって自己分析や面接練習といった事前準備をしっかりと行なっているということがあげられます。
入念に準備をすれば、面接本番での緊張を和らげることができますし、落ち着いてスムーズに受け答えやアピールを行えるでしょう。
準備不足で面接に挑むと、イレギュラーな質問が飛んできたときにあたふたしてしまいますし、伝えたかったことや自分の強みなどをアピールできないまま終わってしまいます。
しっかりと自己分析を行なって、自分の得意不得意や強み、知識・スキルをまとめることが大切です。
そして実際の面接を想定して面接練習を繰り返したり、履歴書や自己PRに問題はないか見直したりして万全の準備を心がけましょう。
業界や企業、職種などについて入念な分析をしている
面接に受かる人は、自己分析だけでなく転職を考えている業界や企業、職種などについても入念な分析を行なっています。
志望動機や自己PRに説得力を持たせたり、面接官の心に刺さるようなアピールをしたりするためには、業界や企業、職種に関する分析・研究が大切です。何も分からない状態で面接に臨んだ場合、その業界に関する質問を投げかけられたときに対応することができません。企業理念や事業の特徴などをしっかりと把握したうえで、自分自身が担える役割や活かせるスキル・知識をまとめておくとよいです。
また今持っているもの、不足しているものを明確化するという意味でも、業界の研究や企業分析は大切になってきます。
面接のやり取り以外でのコミュニケーションも大切にしている
面接では、志望動機や自己PRを伝えたり質疑応答をしたりするだけでなく、多少の雑談や会話が行われるケースも少なくありません。面接に受かる人の特徴には、そういった雑談・会話の中でも上手く対応できるという点もあげられるでしょう。このような何気ないコミュニケーションも、お互いの人柄や雰囲気を知るうえで参考になります。
面接のやり取り以外のコミュニケーションできちんと対応できるように、肝心の面接では準備をしっかりと行なって心に余裕を持たせるようにしましょう。
面接に落ちる人の特徴
ここまで面接に受かる人の特徴についてご紹介しましたが、反対に面接に落ちる人の特徴としては、どういったものがあげられるのでしょうか。
面接に落ちる人の特徴としては、まず「事前準備の足りなさ」があげられます。
先ほどの「面接に受かる人の特徴」でお話したように、自己分析や企業分析を怠ると良いアピールができません。
では、上記で挙げた面接に落ちる人の特徴について詳しく解説していきます。
事前準備が足りず良いパフォーマンスを発揮できていない
面接に受かるためには、自己分析や企業分析が大切という話をしましたが、そうした事前準備が足りなければ当然良いパフォーマンスを発揮できません。
今の自分にできることや転職にあたって足りないものを把握しておけば、しっかりと中身のある面接になります。
それに合わせて企業理念や事業内容についても把握しておけば、入社後にどのように活躍していけるか、入社前に何を準備しておくかといった点を明確化することが可能です。
こうした事前準備が足りないと、「入社後の展望についてお聞かせください」「当社にご応募された理由は何ですか?」といった質問に対応できません。
結果的に面接官から「対応力や柔軟性に欠ける」「ちゃんと準備してこない人だ」とみなされて、面接で落とされる可能性が高まるでしょう。
面接の受け答えを暗記していてセリフっぽくなっている
面接に落ちる人の特徴としては、面接の受け答えを暗記してしまっていてセリフっぽくなっているというケースもあげられます。
ポイントを押さえて暗記する分には問題ないのですが、事前に考えていたことを一字一句暗記していると、想定外の質問が飛んできたときに対応できません。
上手く受け答えできなければ、当然のことながら自分をアピールできませんし、何より面接官が知りたい点がわからないままになってしまいます。
また暗記しているかどうかは案外面接官に伝わるものですので、やはり暗記は要点を押さえて行い、柔軟に受け答えできるように練習を積み重ねることが大切です。
企業が求める人材像をきちんと理解できていない
これは上記でお話した自己分析・企業分析に繋がる部分ではありますが、業界が求める人材像をきちんと理解できないことも面接に落ちる人の特徴といえます。
例えば、企業側は主体性を持って仕事に励める人を求めているのに対して、自分自身は「言われたことに対して柔軟に対応できる」という強みをアピールしたとしましょう。
主体性とは自ら考えて行動できることを指すので、言われたことに対して柔軟に対応できるのは主体的とはいえません。
こうしたミスマッチを避けるためには、自己分析や企業分析が大切になります。
企業が応募者に何を求めているのか、それに対して自分は何ができるのかをしっかりとまとめておきましょう。
面接に受かるためのコツ
面接に受かる人・落ちる人の特徴について理解すれば、これからの就職・転職活動における対策や準備もしやすくなります。
特に面接に受からない方は、どういったことを改善する必要があるのか把握することが大切です。ここからは、面接に受かるためのポイントやコツについてご紹介していきます。
面接に受かるポイント①結論から簡潔に話す
面接に受かるポイントとしては、まず話し方を工夫することが大切です。面接官に伝わる話し方をしたい場合は、「PREP法」という話し方を意識しましょう。
PREP法は、結論から話し始めて結論で終わるという会話における手法のことです。
上記の手順で話すことで、より説得力のある話し方になります。
例えば、自己PRをする場合は、以下のようなイメージです。
伝わりやすい受け答えをするためにも、自己分析を徹底して、伝えたいポイントをまとめておくことが大切といえます。
面接に受かるポイント②身だしなみやマナーに気を配る
面接に受かる可能性を高めたいのであれば、面接時の話し方や受け答えだけではなく、身だしなみやマナーといった点に気を配ることも大切です。
例えば、清潔感のあるスタイリングをしたりリクルートスーツの着方に問題ないか確認したりすることで、より良い印象を与えることができます。
また面接室における入室・退室のマナーなどもありますし、正しい敬語を使えているかなども気をつけなければなりません。
家族や友人に面接の練習相手になってもらうのもよいですし、転職エージェントのサポートを利用して面接マナーの予習をしておくのもおすすめです。
面接に受かるポイント③愛想の良さや会話のキャッチボールを意識する
面接では、具体的な実務経験や実績、有している知識・スキルといった部分だけを見られるわけではありません。
これから同じ空間で一緒に働くことになる人を見つけるわけですから、面接を受ける人の人柄や雰囲気なども見られているでしょう。緊張のあまり、無愛想になったり沈黙が続いたりすると、やはり良い印象から遠ざかってしまいます。面接本番では、「ハキハキと話す」「笑顔を心がける」など愛想の良さや会話のキャッチボールを意識することで面接官に好印象を与えられるでしょう。
一次面接,二次面接,最終面接でのポイント
企業によっては、一度の面接で合否を決めるところもありますが、一次面接・二次面接を経て最終面接まで進んでようやく採用するかどうか決定するところもあります。
面接に受かるためには、このように面接の段階ごとの特性を知り対策していくことが大切です。
ここからは、面接の各段階で重要視されているポイントを知って、それぞれどのようなアピールをするべきかを把握していきましょう。
一次面接で重要視されるポイント
一次面接の段階では、書類選考を経てもまだ多くの応募者が残っているため、さらにふるいにかけていくために行われるケースがほとんどです。
一次面接においては、基本的なマナーや身だしなみ、また面接でよくされるような質問にきちんと対応できるかどうかといった点がチェックされています。
そのため一次面接では、身だしなみやマナー、所作などに気を配って、最低でも悪い印象を与えないように気を付けましょう。
余裕があれば、二次面接でより深い話を聞きたくなるような受け答えができるとベストです。
二次面接で重要視されるポイント
二次面接では、一次面接からさらに深い部分を見られることになります。
例えば、志望動機や自己PRに基づいた質問をされたり、性格や人間性、企業との相性といった部分もみられるでしょう。
採用後に長く続けてくれそうか、上手くやってくれそうかといった点や入社後に活躍できるか、またそのポテンシャルがあるかどうかをチェックされていると考えて面接に臨むことがポイントです。
また二次面接では、具体的なスキルや知識といった能力面を見られるケースが多いため、人事担当に加えて現場の社員が面接官を務める場合もあります。
自分自身が持っている知識・スキルを最大限アピールすること、そして不足している点があるならしっかりと準備していく旨を伝えるようにしましょう。
最終面接で重要視されるポイント
最終面接では、人事担当だけでなく役員や社長クラスが面接に参加する可能性が高いです。一次面接や二次面接に比べると、より緊張感が漂う中での面接となるでしょう。
緊張し過ぎると良いパフォーマンスを発揮できず、面接で失敗するハメになります。失敗しないためにも事前準備や練習をしっかり行なって、本番に備えることが大切です。
最終面接で重要視されているポイントとしては、入社に対する意欲や志望度の高さで、しっかりと企業理念や事業内容、社風について理解しておく必要があります。
言葉の端々から不安や迷いが垣間見えると面接に落ちる可能性を高めますので、意欲や志望度の高さについて尋ねられたら自信を持って答えるようにしましょう。
業種別 面接に受かる人の特徴とポイント
ここからはいくつかの業種をピックアップして、面接に受かる人の特徴や合格するためのポイントについてご紹介していきます。今回ピックアップしたのは、「公務員」「警察官」「消防士」「看護師」の4つの業種です。
業種によって面接に受かるためのポイントが異なるため、しっかりと転職したい業界・業種の分析や研究を徹底するようにしましょう。
公務員の面接に受かる人の特徴とポイント
公務員の面接に受かる人の特徴としては、以下のようなものがあげられます。
公務員試験では、まず筆記試験で高得点を取ることが前提です。
もちろん筆記だけでなく面接も同じくらい大切ですが、公務員試験における面接では他の応募者との差別化が難しいとされています。
その理由として公務員試験を受けるほとんどの方は、上昇志向があるわけではなく、公務員という仕事の安定性や世間からの評価の良さを重要視しているからです。
その分、税金によって生活することができる以上は、無責任な言動ができないため、真面目・誠実な人が高い評価を得やすい傾向にあります。
反対に積極的に行動できるようなタイプも、他の応募者との違いをアピールしやすいため、面接に受かる可能性もあるでしょう。
警察官の面接に受かる人の特徴とポイント
警察官も上述した公務員に含まれますが、警察官の面接に受かる人はさらに以下のような特徴も持ち合わせています。
警察官になるためには、筆記試験・体力試験に合格する必要があります。
これは最低限必要なことですが、加えて警察官としての雰囲気を見られる場合もあるようです。
これから警察官を目指す人からすれば、「雰囲気とは?」という気持ちになりますが、現職警察官だからこそ分かる雰囲気や空気感、顔つきがあるのでしょう。
また警察官として働くうえで、大切なことの一つが「正直であるかどうか」という点です。
警察官は、職務質問や挙動などから嘘を見抜くプロなので、受け答えの内容を盛ったり偽ったりするとかんたんに見抜かれてマイナスイメージを与えてしまいます。
マイナスをプラスとして、また短所を長所として伝えるのは言い方次第ではありますが、間違っても嘘を吐いたり適当に誤魔化したりしないことがポイントになるでしょう。
消防士の面接に受かる人の特徴とポイント
こちらも公務員の一つ、消防士の面接に受かる人の特徴とポイントについて解説していきます。
消防士の面接に受かる人の特徴は、以下です。
消防士になるためには、一般的な公務員と同様に筆記試験や体力試験に合格する必要があり、その試験に合格しないことには採用はありません。
また身だしなみやマナーなど、当たり前のことがきちんとできるかという点も重要視される傾向にあります。
人の命に関わる仕事ですから、その当たり前のことができないのは大きな問題です。
さらに消防士という特殊な業種においては、大型自動車免許をはじめさまざまな資格が必要になってくるため、持っていれば有利に働くでしょう。
看護師の面接に受かる人の特徴とポイント
続いて、看護師の面接に受かる人の特徴とポイントについてご紹介していきます。
上記は、看護師の面接に受かる人の特徴の一部です。
同じ看護師や医師といった職員はもちろん、患者さんやそのご家族と接する機会がありますから、身だしなみがきちんとしているかは重要なポイントといえます。
また衛生面も見られますから、爪や髪型、ホコリ、糸くずなど細かい部分も意識して面接本番に備えましょう。
そして看護師の面接では、話し方もチェックされます。
患者さんやそのご家族は、自身の体調や病状について不安を感じているのが普通です。
そこでハキハキと話せなかったり俯きながら話したりすると、かえって不安感を与えてしまいかねません。
もっと広く言えば、コミュニケーションの取り方も大切といえるでしょう。
しっかりと目を見て話すこと、悪い印象を与えないことを意識して立ち振る舞えば、面接に受かる可能性を高められるでしょう。
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最後に、面接に受かる人・落ちる人の特徴についてまとめていきます。
面接に受かる人と落ちる人では、上記のような違いがあるといえるでしょう。
しかし実際には、転職先の業界・業種によって、面接に受かるためのポイントなどは異なります。
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