転職を繰り返した結果はどうなる?メリット・デメリットについて解説

求職者向け


転職を繰り返す人は、一般的に再就職が難しくなったり書類選考や面接の際にネガティブなイメージを持たれたりすることが多いですが、実際のところはどうなのでしょうか。

この記事では、転職を繰り返した結果どうなってしまうのか、転職を繰り返す人にはどういった特徴があるのか、そして転職を繰り返すことで得られるメリット・デメリットには何があるのかといった点についてご紹介していきます。



転職を繰り返した結果、どうなってしまうのか



みなさんの中には、これまで何度か転職を繰り返してきた人もいれば、最近転職したばかりなのにもう転職したいと考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし転職を繰り返すことは、次の転職活動に影響を及ぼしたり、書類選考や面接で採用担当者にネガティブな印象を与えたりする可能性もあります。

まずは、転職を繰り返すことによってどのようなメリット・デメリットがあるのか確認してみましょう。
「転職回数が多い」ということはマイナスイメージが強いですが、必ずしも悪いことばかりではありません。

転職を繰り返した結果、得られるメリットとは?



転職を繰り返すことはネガティブな印象が強いですが、実際には悪いことだけではなく、良いこともたくさんあります。
例えば、まずさまざまな企業での働き方に触れたり業務経験を積むことができる点などが挙げられます。

転職を繰り返した結果、得られるメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット①自分に合った働き方や労働環境を見直すきっかけになる



一つの会社で長く働くことは、その会社で出世したい場合や信用の面で良いことですが、一方で他の会社がどういった働き方をしているのか分からないため、自分が置かれている状況を把握しづらい場合があります。

例えば、毎日遅い時間まで残業することが当たり前になっていると、その労働環境に疑問を抱かずに、知らず知らずのうちにストレスを抱え込んでしまうケースもあるでしょう。

しかし他の会社では、きちんと就業時間を守っていて定時に退勤できるといったところもあるわけですから、転職を繰り返すことで自分に合った働き方や労働条件・環境などを見直すきっかけになります。

メリット②スキルアップ・キャリアアップにつながる



同じ業種・職種の仕事であっても、働く会社によっていろんな業務方法やスキル、ノウハウを持っているため、転職を繰り返してさまざまな会社で業務経験を積めばスキルアップにつなげることができます。

例えば、似たような事業内容でも企業Aのやり方と企業Bのやり方が違う場合、転職して両方の会社で働けば二通りのやり方・スキルを身につけることができるというわけです。

それぞれ企業のやり方をインプットし良い部分を組み合わせて、自分なりにアウトプットしていけば自分の強みにもなりますし、実際に結果を出していれば次の転職にもプラスになるでしょう。

転職回数が多くても、それぞれの会社でしっかりとスキルを身につければ、転職を繰り返すたびに自分の市場価値が高まって、キャリアアップにつながる可能性もあります

転職を繰り返した結果、被るデメリットとは?



転職を繰り返すこと自体は決して悪いことではありませんが、短い期間に何度も転職したりすぐに会社を辞めたりしていると、デメリットも出てくるので注意が必要です。

例えば、ちょっとしたことが原因ですぐに仕事をやめる癖がついてしまったり、転職で不利になったりすることもありますし、個人の信用を損なう原因にもなります。

ここからは転職を繰り返した結果、どういったデメリットを被る可能性があるのか確認していきましょう。

デメリット①「すぐ辞めそう」と判断され転職が難しくなる



転職を繰り返す人の中には、さまざまな理由があると思いますが、「つまらない」「やり甲斐がない」「自分に合っていない」といった理由で転職を重ねている人もいるのではないでしょうか。

確かに仕事には、向き不向きや得手不得手がありますが、ある程度続けることによって見えてくる魅力や楽しさ、やり甲斐があるのも事実です。

「なんとなく向いてないな」といった理由で転職を繰り返すと、それが癖になってしまい、勤続年数の短い職務履歴ばかりが残ってしまいます。

すると、いざ転職活動を始めても、採用担当者にその職務経歴を見られたときに「すぐに辞めそう」「忍耐力がなさそう」と判断されて、採用が難しくなる可能性もあるでしょう。

また短期間では、得られるスキルも身につかずスキルアップも難しくなり、転職活動におけるアピールポイントが少なかったり、そのせいで自信がなくなったりすることもあります。

デメリット②個人の信用を損なう原因になる



転職を繰り返すことは、転職活動におけるデメリットだけではなく、個人の信用を損なう原因にもなるため気をつけなければなりません。

例えば、家族や恋人・パートナーがいる場合、何度も転職を繰り返していると心配をかけてしまったり、将来を不安に感じさせてしまったりする場合もあります。

また勤め先が安定していないと収入も安定しづらいので、生活にも支障を来したり、それがきっかけで周囲に迷惑をかけて信用を失うきっかけにつながる可能性もあるでしょう。

他にも、転職直後で勤続年数が短い場合はカーローンや住宅ローンなどを借りる際に審査に通らなかったり、賃貸でも転居が難しくなったりするので注意が必要です。

転職を繰り返す人はこういった特徴

転職を繰り返していることに、いつしかコンプレックスを感じてしまっている方もいると思いますが、なぜ繰り返し転職を重ねてしまうのでしょうか?

一般的な転職回数は1〜3回と言われていますが、最近では働き方の多様化に伴って、それ以上に転職を繰り返している方も増えています。

ここからは、転職を繰り返す人の特徴についてご紹介していきますので、「もしかして人より転職回数が多いかも?」と感じている方はチェックしてみてください。

転職を繰り返す人の特徴①やりたいことがない・飽きっぽい



転職を繰り返す人の特徴としては、まず「やりたいことがない・飽きっぽい」といったものが挙げられます。

仕事は、人生の中でも長い時間を費やすものですから、できれば働いていてやり甲斐や楽しさを感じる仕事をしたいものです。

しかし、なかなかやりたいことが見つからないまま、なんとなく仕事をしているとやり甲斐や楽しさを見出せずに、ストレスや不満を抱くようになります。

また飽きっぽい性格の人だと、毎日同じような業務の繰り返しになったときに、仕事がつまらないと感じて退職するきっかけになる場合もあるでしょう。

転職を繰り返す人の特徴②不満を感じやすい・愚痴っぽい



普段からいろんな物事に対して不満を感じやすい人や愚痴っぽい性格の人も、転職を繰り返す人の特徴に当てはまります。

実際は、会社からさまざまな恩恵を受けていたり良い面があったりしても、一つ悪い箇所や不満を感じる部分が見つかると「辞めようかな」と感じてしまうのです。

また周囲に不満や愚痴を漏らしていると、周りからも近寄りがたいイメージを持たれてしまい、コミュニケーションを取りづらい環境になる可能性があります。

さらに日頃から不満や愚痴をこぼす先輩や同僚のそばにいると、自分自身も感化されて「辞めたほうがいいのかな」と感じたり、会社に対してマイナスイメージが強くなったりする場合もあるので気をつけましょう。

転職を繰り返す人の特徴③仕事内容が自分に向いていない



そもそも今の仕事が自分に合っていないと転職を繰り返すきっかけになるため、転職活動を始めるときはじっくりと自己分析をして、自分に向いている業種・職種を知ることが大切です。

また仕事自体は自分のやりたいことや向いていることでも、会社のやり方が向いていなかったり上司とウマが合わなかったりすることも辞めたいと思うきっかけになる可能性があります。

自己分析と同時に気になる会社のリサーチをきちんと行えば、どんな社風の会社なのか、どんな働き方が採用されているのかを知ることにつながり、自分に合った転職先を見つけられるでしょう。

転職を繰り返す人の特徴④コミュニケーションを取るのが苦手



コミュニケーションを取るのが苦手だったり、職場の雰囲気に馴染めなかったりする場合も、転職を繰り返す人の特徴の一つです。

職場において円滑にコミュニケーションを取れないと、業務に支障を来す可能性がありますし、長い時間を一緒に過ごすことを考えると精神的にも辛いものがあります。

無意識のうちに自分自身が壁を作ってしまっている場合もありますし、周囲も新人ということで気を遣っている可能性もあるでしょう。
まずは、積極的に挨拶を心がけてみたり、ランチに誘ってみたりするのも良いかもしれません。

なかなか難しい人は、仕事の質問などを通して少しずつコミュニケーションを取っていくのも良いでしょう。

転職を繰り返す人の特徴⑤自信過剰、理想が高い



自信過剰の人はプライドが高い人が多く、自分が仕事でミスをしたときにその間違いを認められなかったり、ミスを周囲の環境や人のせいにしてしまったりすることがあります。

「自分は悪くない、悪いのは会社だ」と思って、最終的に「こんな会社辞めてやる」と退職を決断してしまうのです。

また仕事に対して高い理想を持っている方も、転職先の会社が自分の理想に合わなかった場合に、長く働き続けることに意味を見出せずに辞めてしまうケースがあります。

転職回数は少ない方がいいのか

働き方の多様化が進む現在でも、まだまだ「入社した会社には長く勤めるべき」「何度も転職することはマイナスだ」といった考え方が残っています。

そのため、どうしても「転職回数が多い=悪」というイメージがあると思いますが、実際のところ転職回数が多いのは悪いことなのでしょうか?
ここからは、転職回数は少ないほうがいいのかどうかについてお話していきます。

転職回数は重要視されないケースもある



一般的に転職回数は少ないに越したことはありませんが、場合によっては転職回数がそこまで重要視されないケースもあります。

例えばベンチャー企業などであれば、やる気や熱意を重視して採用するケースもあるため、これまでの転職回数や職務経歴などは気にしないというところも多いです。

また積極的に未経験採用をしているベンチャー企業もたくさんあり、そういった点でも転職回数はあまり重要視しない傾向にあります。

転職を繰り返す中でどんな結果を残してきたかが重要



どれくらい転職を繰り返してきたかよりも、その転職の中でどういった結果を残してきたのかという点のほうが重要とされるケースがほとんどです。

計画性をもって勤め先を転々としていたり、将来の目標があって転職を繰り返したりしている方もいますので、その目標を達成するためにどんなスキルを身につけ、どんな結果を残してきたのか話せると、面接での良いアピールになります。

また転職を繰り返してきた理由によっては、転職回数が多くてもプラスに受け止められることもあるので、「キャリアアップのため、スキルアップのため」など明確な理由を持っておくと良いです。

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今回は、転職を繰り返した結果どうなるのか、転職を繰り返す人の特徴などについてご紹介しました。

一般的に転職を繰り返すことはマイナスな印象がありますが、転職の中でしっかりと結果を出していたり、転職する理由が明確にあったりする場合は、プラスに捉えられることもあります。

「転職を繰り返していて採用を貰えるか不安」「次の会社では腰を据えて働きたい」と考えている方は、ぜひじょぶるのサポートをご利用ください。

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