ブランク(空白期間)ありで転職できる?何もしてない人も必見の面接対策

求職者向け
 
 
転職したいと考えている方の中には、ブランク期間があるため転職に成功できるか不安という方もいるかと思います。
 
仕事をしていない空白期間があったり、別の業界から元々働いていた業界への再転職を考えたりしている方は、面接でどういったことを意識すれば良いのでしょうか。
 
そこで今回は、ブランク期間がある場合に面接で意識するべきことや、ブランク期間があっても比較的転職しやすい業種が何かについてご紹介していきます。


ブランク期間があっても転職できる?




「ブランク期間があると転職に不利なのでは?」と感じる方もいるかと思いますが、実際はブランク期間があったとしても転職自体は可能です。
 
しかしただ面接で「ブランク期間があります」と伝えるだけでは、マイナスイメージに繋がる可能性があるため、ブランク期間に何をしていたかが重要になります。
 
またブランク期間の長さによっても転職の難易度が変わってきますので、まずは期間が長くなると転職にどういった影響があるのかを知っていきましょう。

ブランク期間1年がもたらす転職への影響



社風に馴染めなかったり人間関係が合わなかったりと、さまざまなことが理由で転職活動を始めたものの、なかなか採用が決まらず気づけば1年近く転職活動をしているというケースは珍しい話ではありません。
 
たとえ実務経験や能力があったとしても徐々にブランク期間が伸びていくことで、会社側は「能力はあるのに1年の空白期間があるのはなぜ?」という疑問が湧いてきます。
 
実際に面接時に上記のような質問をされたときに、どのように答えるかどうかが転職を成功させるかどうか分けるでしょう。
 
例えば、家庭の事情など特別な理由があって相手を納得させられるのであれば、1年のブランク期間があっても採用してもらえる可能性は大いにあります。

ブランク期間2〜3年がもたらす転職への影響

 
ブランク期間が2〜3年に及んでくると、さらに転職の難易度が上がってきますので、きちんとブランク期間に何をしていたかを説明することが大切です。
 
例えば、出産や育児などを理由に長期的に職場を離れなければならなかったなど、明確な理由があれば転職に大きな影響はないかと思われます。
 
他にも転職に向けて、別業界にチャレンジするために会社を辞めて勉強に励んでいたといった理由であれば、逆に好印象を与える可能性もあるでしょう。
 
ただしいずれにしても、出産や育児が理由で退職する可能性があったり、きちんと勉強の成果を証明できなかったりするとマイナスイメージを与えてしまうかもしれません。

ブランク期間5年がもたらす転職への影響

 
ブランク期間は、短ければ短いほど転職に及ぼす影響は少ないですが、そのブランク期間が長引くと「転職がうまくいっていない理由があるのでは?」「ストレス耐性が低く休みがちなのかも?」といったように思われてしまう可能性があります。
 
また5年という長期間のブランクがあるということは、会社という組織で働くことや新しい環境で働くことに対して一から慣れていかなくてはなりませんし、実務経験についても忘れてしまっている部分が多く低い評価をされるでしょう。
 
5年という期間があれば、どの業界も新しい知識や技術が取り入れられている可能性が高いので、そういった最新情報を身につけられていなかったり作業スピードなどが落ちていたりすると、即戦力で働くことが難しいので転職では不利になります。
 
ただし正社員ではなく、アルバイトやパートとして働きたいという場合は、ブランク期間があっても大きな問題になることは比較的少ないケースが多いです。

ブランク期間がある場合の面接対策

ブランク期間がある場合、転職においてはマイナスな影響を与える可能性が高いため、きちんと対策を立てておくことが大切です。
 
そこでここからは、ブランク期間がある場合の履歴書の書き方面接官に質問される可能性のある内容の例、それに対して好印象を与える回答例などについてご紹介していきます。

ブランク期間がある場合の履歴書の書き方



ブランク期間が長引けば長引くほど、書類選考に通過することが難しくなるため、可能であれば転職先が決まってから退職するのが理想的です。
 
また家族などのバックアップがあるなら良いですが、一人暮らしとなると空白期間が長引くほど生活も苦しくなって精神的にもどんどん追い詰められてしまいます。
 
正社員を希望の方であれば、次の仕事が決まるまでパートやアルバイトをして空白期間をなくすなど対処しておけば、履歴書にも空白期間を記載しなくて済むため、ブランク期間におけるマイナスイメージは払拭できるでしょう。
 
そしてブランク期間がある場合、必ずと言っていいほど採用担当者は「なぜ空白期間があるのか?」という疑問を抱くはずです。
 
ですから履歴書には、「転職に向けて勉強に専念するため」「病気(出産)のため職場を離れておりました」など理由を明記しておくとよいでしょう。
 
また理由を記すだけでなく、今後の意気込みや展望なども記載しておけば、やる気が伝わって面接に進むことができるかもしれません。

ブランク期間がある場合の面接の対応方法



書類選考に通過して実際に面接を受けるとなった場合、「ブランク期間に何をしていたのか?」といった質問にしっかりと答えられるように準備しておくことが大切です。
 
ブランク期間について面接官からされるであろう質問の内容としては、以下のようなものが挙げられます。

ブランク期間がありますが、何か理由はありますか?
この空白の期間中は、どういったことをして過ごしていましたか?
ブランク期間がありますが、新しい環境で上手くやっていけそうですか?

この他にもさまざまな質問が想定されますが、きちんと理由があれば、どんな質問をされても柔軟に対応できるはずです。

では、実際に上記のような質問をされたとして、どのような回答をすれば良いのか、反対にNGの回答例としてはどんなものかを見てみましょう。

ブランク期間に関する質問の回答OK例・NG例

【①ブランク期間がありますが、何か理由はありますか?】
 
OK例→出産・育児のため職を離れておりました。
NG例→働くことが嫌になったのでゆっくりしていました。

OK例は、ブランク期間の理由が明確であるため、相手を納得させられる回答といえますが、今後職を離れる可能性があると採用される可能性が高まるため、長く働きたいという意思を示すと好印象につながります。

NG例は、理由として当然納得させられるようなものではなく、採用しても「また嫌になったら辞めるのでは?」と思われてしまい、マイナスにしかならない回答です。
【②この空白の期間中は、どういったことをして過ごしていましたか?】
 
OK例→次の転職に活かせる資格の勉強に励んでおりました。
NG例→旅行したり遊びに行ったりしていました。

OK例は、ブランク期間を有意義に過ごしたというアピールにもなりますし、仕事に活かすための勉強ということでる気や意気込みを感じてもらうことにもつながるでしょう。

NG例は、「ただ何もせずに遊び呆けていただけなのか」と思われてマイナスイメージを与えてしまう可能性があるので、「自分を見つめる時間に充てていました」「いろんな人と接して自分のしたいことを探していました」といった言い方をしたほうがよいでしょう。
 

【③ブランク期間がありますが、新しい環境で上手くやっていけそうですか?】
 
OK例→御社の社風や社内の雰囲気について知り、早く働きたいと思いました。
NG例→人見知りなので不安もありますが、頑張りたいと思います。

OK例は、しっかりと企業リサーチをしていることが伝わりますし、「早く働きたい」という一言にもやる気が満ち溢れているため、会社としては好印象を抱きやすいです。

NG例は、会社側からすればやはり多少の不安要素が残る回答だったので、採用すべきかどうか悩むことになりかねませんので、「少しでも早く慣れて、みなさんのお力になれるように頑張ります!」と言い切ったほうが好印象を与えられるでしょう。

ブランク期間があっても転職しやすい業界

 
「ブランク期間のせいでなかなか採用されない」と悩んでいる方も、ブランク期間があっても転職しやすい業界があれば転職に対して前向きに考えられるのではないでしょうか。
 
資格の有無などによっても転職のしやすさは異なってきますので、ここでは資格がない場合と資格がある場合で、転職しやすい業界についてご紹介していきます。

【有資格者向け】ブランク期間があっても転職しやすい業界



基本的に資格を持っている方や勤務経験がある方は、その資格や前職での経験を活かせる同じ業界に転職したほうが成功しやすいです。
 
またブランクがあっても、その期間中に転職に必要な資格やスキルを身につけたのであれば、ブランク期間があっても転職しやすいでしょう。
 
例えば、仕事を辞めてから医療関連の学校に通って看護師や医療技師などの資格を取得したのであれば、医療業界に転職しやすいといえます。
 
他にもシステムエンジニアやWebデザイナーなど、必要なスキルがあればIT業界などを中心にさまざまな業界で活躍できる可能性も高いです。

【無資格者向け】ブランク期間があっても転職しやすい業界



資格やスキルを持っていない場合は、基本的に未経験者歓迎の業界人材不足が問題になっている業界などであれば、比較的転職しやすいといえるでしょう。
 
不動産業界や介護業界をはじめ営業職やドライバーなどは、未経験者でも採用してもらえる可能性が高く、人材不足が目立つ業界でもあるためブランク期間があっても採用してもらえる可能性があります。
 
ただし資格やスキルがないといっても、ブランク期間を有効活用して資格やスキル取得のために勉強しておくと高評価に繋がりますし、転職後の実務にも活かせるので即戦力として活躍できるでしょう。

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今回は、ブランク期間がある場合に面接で意識するべきことや、ブランク期間があっても比較的転職しやすい業種が何かについてご紹介しました。
 
ブランク期間があっても転職することは可能ですが、空白期間が長引けば長引くほど転職では不利になるということを覚えておきましょう。
 
そのため、「転職する際は転職先が決まってから現職を辞めるのが良い」というのが通説ですが、人によっては事情があってブランク期間ができてしまったというケースもあります。
 
そういった場合は、しっかりとブランク期間がある理由空白期間をどのように過ごしていたかといったことを説明できるようにしておきましょう。
 
じょぶるでは、ブランク期間がある方に対しても適切な履歴書の書き方をアドバイスしたり、面接での好印象を与える回答方法の練習をしたりと、さまざまな面でサポートさせていただきます。
 
またブランク期間があっても就職しやすい業界や求人の紹介なども行なっていますので、ブランク期間があって転職が不安という方も、まずはじょぶるのアドバイザーにご相談ください。