みなさんの中には、せっかく転職したのに新しい職場についていけないと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
新しい環境では何かと不慣れな部分もありますが、ついていけない現状に不安と焦りを感じて気に病んでしまう方も少なくありません。
そこでこの記事では、転職先の仕事についていけないときや失敗したと感じたときの対策方法についてご紹介していきます。
転職した会社についていけない理由
「やっとの思いで転職に成功した」
「働きたい会社に内定をもらえた」
そういった方の中には、いざ転職した会社で働き始めたは良いものの「仕事についていけない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
なぜ転職した会社についていけないのか、その理由については以下のようなものが挙げられます。
まずは、このような転職した会社についていけない理由について詳しく確認していきましょう。
想像よりも仕事のレベルが高い
転職先の会社に対して、転職前に抱いていたイメージと実際に働いてからのイメージのギャップを感じて、会社についていけないと感じるケースがあります。
例えば、以前まで大手企業に勤めていてベンチャー企業に転職した場合、「大手で働いていた」という自信が慢心になり、新しい職場を甘く見てしまうことも珍しくありません。
しかし実際には、新しい職場の仕事のレベルが想像していたよりも高く、非常にスピーディだったために「ついていけない」となってしまうのです。
面接時に本来の実力よりも盛ってアピールした
面接本番に、何とか内定を取りたいという気持ちから、本来の自分の実力よりも盛ってアピールしてしまったり、自分を大きく見せてしまったりすることもあります。
転職活動においては、たしかに自分の強みや魅力を伝えることが大切ですが、本来の実力からかけ離れたことまで伝えてしまうと入社後のミスマッチになりかねません。
入社して働いてみないとわからない部分もありますが、採用した会社からすれば書類や面接での受け答えが採用を決める判断材料になりますので、実力を盛るのはやめましょう。
会社もその実力を期待して仕事を任せるわけですから、入社後に自分の首を締めることにもなってしまいます。
異業種への転職でスキル不足
人によっては、同業種ではなく異業種に転職したという方もいると思いますが、この場合は知識不足やスキル不足によって仕事についていけないと感じるケースが多いです。
入社前から転職先の業種について調べたり勉強したりしていても、実際に働いてから別のスキルが必要になることもあります。
新しい職場では、覚えることがたくさんありますし他の社員ともコミュニケーションを取って良い関係を築いていけなくてはなりません。
その中で異業種で求められるスキルも身につけていけなければならないとなると、心身ともに疲弊してしまい仕事についていけなくなるというわけです。
大企業への転職で今までと仕事のやり方が違う
これまで中小企業やベンチャー企業に勤めていた人が大企業へ転職したケースでは、今までの仕事のやり方と異なる点をたくさん感じてついていけなくなることがあります。
中小企業やベンチャー企業では、ある程度自分に裁量を任せられたり、意見が通ったりすることがある一方で、ルールや社内規定が整っていないことも少なくありません。
しかし大手企業となると、仕事の進め方や業務や書類作成など一つひとつに細かいルールが設けられており、その今までとは違うやり方についていけないことがあります。
転職先の教育体制が整っていなかった
人員不足で採用されたり、即戦力として内定をもらったりした場合、転職先での教育を十分に受けられないのもよくあることです。
人員不足で採用してもらったものの教育に割くリソースがなく、仕事のやり方がわからないため、ついていけないということになります。
また即戦力として採用された場合も、「教えなくてもある程度できるだろう」と判断されたり、わかっている程で仕事を任せたりしてくるでしょう。
こうしたすれ違いを避けるためにも、わからないことはきちんと都度質問すること、そして主体的に仕事をする姿勢が大切です。
新しい転職先についていけない場合、
どういった問題が起きるか
転職先が決まって新しい環境で働き始めることになったとき、始めは楽しみや期待もあると思いますが、次第についていくことが厳しくなって辛くなるケースも少なくありません。転職した会社でついていけない場合、具体的にどういった問題が起こるのかというと、以下のようなメンタルや体調に関する問題が考えられます。
では、それぞれの問題について詳しくみていきましょう。
自信を失って悪いサイクルに入る
転職先の会社で仕事についていけないと、「自分は何もできていない」「全く仕事ができていない」と自信を失ってしまうこともあります。
そして自信を失うことで、仕事が嫌になったり消極的になったりと悪いサイクルに入ってしまう人も少なくありません。
仕事についていけない原因は、自分の仕事のやり方などにあるケースも考えられますが、それだけでなく会社の教育が不十分だったり、単純に勤務日数が少なく経験不足だったりすることもあるでしょう。
最初は覚えることも多くついていくのに必死かもしれませんが、業務経験を積んで仕事に慣れていくことで徐々に自信が湧いてきます。
メンタル面へのストレスで体調を崩す
新しい会社での仕事についていけないと、自信を失うことで精神的に負担を抱えたり、周囲の期待に応えなければならないとプレッシャーを感じたりして体調を崩すことも。
新しい環境では、周囲に気を遣ったり神経を使ったり、さらには緊張やプレッシャーなどメンタル面へのストレスがかかりやすいです。
仕事に臨むうえでは、ある程度の緊張感をもって取り組むことでミスを防いだり質の高いパフォーマンスを発揮したりしますが、過度なストレスは身体に良くありません。
そういった日々のストレスが知らないうちに大きくなっていて、気づいたときにはうつ病など仕事が続けられない状態になっている場合もあるので注意が必要です。
転職したことへの後悔から仕事に集中できない
仕事についていけず自信を失ったり精神的に落ち込んだりしていると、転職したこと自体に後悔の念を抱くようになります。
その後悔は、仕事から帰って自宅でゆっくりしているときや、会社に行くまでの通勤途中だけでなく、仕事中にも頭を巡らせることもあるでしょう。
その結果、「なんで転職したんだろう」「これからどうすればいいんだろう」といったことばかり考えて、仕事に集中できなくなり、余計についていくことが難しくなります。
新しい職場についていけない場合の対策方法
新しい職場でついていけないと感じても、辞める決断をするのはまだ早いかもしれません。「ついていけないし周りに迷惑をかけるから辞めよう」と思う前に、「どうすればついていけるようになるのか」といったことを考えることが大切です。
ここからは、新しい職場についていけない場合の対策方法についてご紹介していきます。
目の前の仕事に集中する
仕事についていけないときは、とにかく目の前の仕事に集中すると良いです。
会社で働いている以上やるべきことはたくさんあるはずですので、自分自身に課せられたタスクがあるのであれば、その目の前の仕事に一生懸命取り組んでみましょう。
周りの社員は、数ヶ月〜数年と働いている人たちですから、自分よりも仕事ができるのは当たり前と思うようにして、自分と周りを比べないようにすることも大切です。
一つひとつ目の前の業務をこなしていけば、少しずつ仕事にも慣れて、できることも増えてくるでしょう。
わからないことは質問する
仕事についていけないのは、わからないことをそのままにしてしまっていることが原因の一つといえます。
経験がある仕事であっても会社によってやり方は違うので、新しい職場で働く限りはわからないことがあるのも当然です。
わからないことは、素直に「わからないので教えてください」と伝えることを意識してみましょう。
もちろん、質問する前に自分なりに調べることも大切ですし、何度も同じことを質問しないようにメモを取る癖をつけるようにしてみると良いですよ。
一人で悩みすぎない
新しい職場では、まだ人間関係も築けておらず、気軽に相談できる相手がいないかもしれません。
その結果一人で悩みすぎて思いつめてしまった結果、自信をなくしたり体調不良になったりするケースもあります。
しかし勇気を出して、上司や先輩に「仕事についていけなくて悩んでるんです」と打ち明けてみることで、良い方向に向かっていくこともあるでしょう。
仕事が嫌になると他の社員とのコミュニケーションも控えめになりがちですが、挨拶やちょっとした雑談から距離を縮めていって、何かあったときに相談できる関係を築いておくと良いです。
どうしてもついていけない場合は転職を考えよう
仕事についていけないときは、「目の前の仕事に集中する」「わからないことは質問する」「一人で悩みすぎない」といったことを意識することで対処できることもあります。しかし、自分なりに頑張ってみたけど現状を変えることができなかったり、仕事についていけなかったりする人もいるでしょう。
そういった場合は、無理に仕事を続けて体調を崩したり自信をなくしたりするよりも、自分に合った職場を求めて転職活動を始めるのも一つの方法です。
では、自分に合った職場を見つけるためには、どうすればいいのかご紹介していきます。
自己分析・企業リサーチを行う
自分に合った職場を見つけるためには、まず自己分析を行うことが大切です。
自己分析を行うことで、自分に合った業種・職種が何なのか知るきっかけになりますし、自分がどういう働き方をしたいのか再認識することもできます。
また自己分析によって自分の強み・弱みを理解しておけば、面接などで好印象を与えるアピールや受け答えができるでしょう。
そして自己分析だけでなく、気になる会社があればしっかりリサーチして、「どんな社風なのか」「どんな事業を展開しているのか」を把握しておけば、ミスマッチを防ぐことができます。
希望条件をまとめる
自分に合った職場を見つけるうえで、やり甲斐や楽しさといった部分も大切ですが、同時に忘れてはいけないのが希望条件をまとめておくことです。
人によって「たくさん稼げるところがいい」「残業少なめのところがいい」など、転職する際に求める条件にはさまざまあると思います。
理想を挙げるとキリがないので優先順位を付けて、転職するうえで欠かせない条件をまとめておくと効率良く自分に合った職場を見つけられるでしょう。
スキルや経験を活かせる業界で働く
すでに前職での経験やスキルを持っている方は、その経験・スキルを活かせる業界に絞って転職活動を進めると良いです。
自分が持っている経験やスキルを活かせる業界であれば、採用が決まったあとも仕事についていくことができるでしょうし、活躍できる存在になれる可能性もあります。
求められる存在になれたら自信も湧いて、働くことにやり甲斐や楽しさを感じられるようになることもあるので、自分が活躍できるフィールドで求人を探してみましょう。
じょぶるのサポートで自分に適した転職先を探そう
今回は、転職したけど新しい会社についていけない理由や対策方法についてご紹介しました。
仕事についていけない理由としては、面接時に自分を大きく見せてしまったり、異業種への転職でスキルが足りていなかったりとさまざまな理由が考えられます。
仕事についていけないとストレスを感じて体調を崩したり自信をなくしたりすることもあるので、「目の前の仕事に打ち込む」「わからないことは質問する」といった方法で対策してみましょう。
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